少し離れたところにある公立図書館を時々利用する時があります。
その図書館に行く途中の道沿いに大きな家があるのですが、その家の前を通る度に、玄関の内から獰猛そうな犬の吠える声が聞こえていました。行きも帰りも、私がその家の前を歩いていると、必ず吠えてくるのです。
吠える声から判断すると、秋田犬やドーベルマンなどの大型犬のようです。
ただし、いつも声だけで、犬の姿を見かけたことはありません。
犬の姿が見えなくても、犬嫌いの私にとっては、吠える声だけで身が縮む思いでその玄関前を通っていたものです。
それが苦痛でもあったのですが、
近頃、その犬の正体が判ったのです。
私の知人がそこの家の方と親しくしていて、そこのお宅の様子をよく知っていたのです。
知人によると、その犬の声は本物の犬ではなく、電気で作動する空巣撃退器だということでした。
人が玄関前まで来ると、玄関内側に設置した機械のセンサーが反応して犬の吠える声が鳴るのだそうです。以前に通販のカタログで見たことがあります。
それで、いつも玄関前を通る度に吠えられていたのです。
それでも、正体が本物の犬ではないと判っても、あの吠える声は苦手です。
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