前回のブログでも書いたように、ここの自治体ではエコへの取り組みとして、住民が当番制で、朝早く(朝6時)から指定の場所でプラスチック類の回収と分別を行なっています。
私も何回か参加して回収・分別作業を行いましたが、プラスチック類を持ってくる人の中には、分別を間違えて持ってくる人もよくいます。
しかし、それも仕方ないと思います。分別の仕方があまりに細かすぎて判りにくいからです。
私でも、リンゴを包んでいる網目状の発砲スチロールが可燃ゴミだとは知りませんでした。
私はそれまで発砲スチロールはプラスチック類だと思っていました。
このように、ゴミの分別は判りにくいので、正しく分別できている人は少ないのは当然だと思います。
ましてやお年寄りに分別を間違えるなと言う方が酷というものです。
前回の回収・分別に立会人として参加した時も、ある老婦人が、プラスチック類を入れる袋に間違えて空缶を混ぜて持って来たことがありました。
それを見て、立会人の中年男性が強い口調で注意していました。そして、その老婦人が帰ってゆく時、その男性は聞えよがしに他の人たちに「あのばあさんはいつも間違えて持ってくるからな」と、まるで国賊か非国民みたいな言い方をしていました。
しかし、そもそもそういうことまでお年寄りに求めることが無理なことなのです。
今はグループホームに入っている私の伯父もまだ元気だった頃、「ゴミの分別は判りにくいから、全部燃えるゴミの袋に入れて出している」と言っていたものです。
「エコは地球に優しい」というアピールが大々的に行なわれていますが、「エコは老人には優しくない」と言えるでしょう。
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